こんにちは。服部葬儀社 相談員の中道 剛です。

 

5月19日現在、各地で緊急事態宣言が解除されています。その一方で北海道、東京、神奈川では人口10万人あたりの新規感染者数が解除の目安となる数を上回っているため、解除保留となっています。
今、新型コロナウイルス感染の恐怖と経済の冷え込みは、日本国内はもとより、世界中に広がっています。

考えたくもありませんが、このよう状態でもし、家族が新型コロナウイルスに感染して亡くなってしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?

今回は、新型コロナウイルスが拡散する中で行われている現在の葬儀事情と併せて、新型コロナウイルス感染症で亡くなった場合の注意点や、その際の服部葬儀社の対応についてお話し致します。

 

●現在の葬儀における遺族と一般会葬者の考えの違い

私の個人的な経験に基づく意見ではありますが、コロナウイルスが拡散する中で行われる葬儀に対する考え方がご遺族と会葬に来られる方で若干違うように感じています。

・遺族の考え

「通常であればお世話になった方やお友達をお呼びする一般葬を考えていましたが、来ていただいた会葬の方に感染してしまったら申し訳ないので家族と親族のみで行います。」

このようになるべく会葬の人数を抑えるようなお考えです。

 

・会葬者の考え

「人の集まるところに行きたくない」という方も当然いるとは思いますが、

会葬に来られた方の多くは「短時間だし、マスクと手洗いや消毒を行えば大丈夫」とお考えになっていて、深刻にとらえている方は比較的少ない印象でした。

一般の方や親族の会葬をお断りしたご遺族から、「葬儀後に自宅にお参りに来てくださるのはとてもありがたいことなのですが、訪問者が重なってしまい少々困ってしまいました。自宅よりずっと広くて換気もされている斎場で、一般の方にお越しいただいた方が良かったかもしれません。」とお聞きしたこともあります。

このように特にお付き合いの多い方は自宅内で「3密」が起る事もあるようですので注意が必要かもしれません。

 

 

●現在の葬儀事情

現在の弊社での葬儀状況は以下の通りです。北海道内の他の地域でも傾向は同様と思われます。

・葬儀規模の現状

一般会葬者をお呼びする一般葬をする方もおりましたが、4月~5月上旬までは家族・親族のみや家族のみで行う葬儀が通常よりかなり多くありましたが、5月中旬より、通常のお葬式の割合がほぼ戻ってきています。

 

・斎場で「3密」になりにくい葬儀の方法

人数より広めのホールで席と席の間隔を空ける「密」にならない方法もありますが、それでもご心配な方は、会葬に来た方には焼香のみで式には参列しないでお帰りいただく方法もあります。

各家庭の葬儀形式はそれぞれ異なります。ご家族の希望を伝えたうえで、このような時期にどのような葬儀を行うことが最善なのか、葬儀担当者と相談することを強くおすすめします。

 

 

●葬儀式場は安全?

弊社はもちろんですが、他の葬儀社のほとんどは斎場内でクラスター元にならないように努力を行っています。

 

・服部葬儀社の現在の対応状況

スタッフはマスクを着用することはもちろん、常時アルコールを携帯して手がふれるようなところを消毒しています。
密になりやすい受付は、外に設置したプレハブで受付を行えるようにしました。
また、通夜前から焼香ができるように焼香箱の設置をはじめ、式場内では椅子の間隔を広げて式場内で「密」にならないように最大限の配慮を行っております。
さらに火葬場に向かうバスに関しては、無料でワンランク大きいバスを提供させていただいています。

 

服部葬儀社として可能な限りの努力を惜しみませんが、残念ながら絶対に安全であると保証することはできません。手洗いや消毒、むやみに顔に触れない、マスクの着用など、皆さまお一人お一人のご協力によりリスクを少なくすることはできるものと考えております。

 

 

 

●コロナウイルスに罹患した方の葬儀依頼方法

新型コロナウイルス罹患者のご葬儀をお断りする葬儀社もありますが、服部葬儀社ではスタッフの安全と感染拡大防止のため、事前に罹患している旨を申告していただくことで、病院のお迎えや施設でのご安置、葬儀の施行などお受けすることが可能です。ご依頼やご相談はお電話にて承っております。

 

コロナ罹患者の葬儀に関しては、先日志村けんさんが亡くなった際に遺族でさえ葬儀どころか会う事も叶わなかった。との報道があったことは記憶に新しいと思います。
実は、厚生労働省より葬祭業社向けの指針が出ており、それに則ってもそこまで厳しいものではありません。

詳細は割愛しますが、ご遺体はビニール製のご遺体袋などで覆ってアルコール消毒をしたうえでご納棺を行えば葬儀は可能となっています。
その他の細かいルールや制限はありますが、「お葬式」はできるのです。
大切な家族の死により行われる葬儀は、あとから遺族を襲う喪失感や悲嘆(グリーフ)を和らげる効果があるという研究データーがあります。遺族からお葬式を奪ってはいけないのです。
そのためにも私たちは、可能な限りご遺族の希望に沿ったお別れが行えるようにお手伝いをさせていただきます。

 

 

 

まとめ

 

・特に4月~5月上旬までは一般会葬者を断って家族や親族のみで葬儀を行う方が多くありましたが、現在は少しずつ戻りつつあります。

・服部葬儀社では、斎場内の消毒をはじめ、可能な限り感染防止のための様々な対策を行っています。

・家族が新型コロナウイルスで亡くなってしまった場合、その旨をご依頼時にお伝えいただければ、服部葬儀社で葬儀を承る事が可能です。

 

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