こんにちは。服部葬儀社 相談員の中道 剛です。

葬儀を終えられた方は、ホッとするのも束の間、葬儀のお礼やお返しなど、遺族として忙しい日が続く中、位牌の準備や家に仏壇がない方は購入の準備が必要です。

それでは、仏壇や位牌は本当に必要なのでしょうか?
必要だとしたら、いつまでにそろえなければならないのでしょうか?
仏壇の種類を交えながらご紹介します。

 

◆仏壇の必要性と交換時期

 

・仏壇が必要な理由

仏壇は本当に必要でしょうか?
答えは、仏教式である場合は「必要」です。

仏教には各宗派によって本尊があり、掛け軸などを仏壇の中央に配置します。
つまり家の中に小さなお寺があるようなものです。

浄土真宗系の僧侶は、本尊の阿弥陀如来の掛け軸にお経を唱えるので、無いと「お経があげあられません」と言われてしまいますのでお仏壇または本尊が必ず必要なのです。

 

 

・仏壇が必要ない場合

 

仏壇は、ご存知の通り、仏教式で使用するため、キリスト教や神道では使いませんよね。
後述しますが、無宗教に関しても必ず必要という事ではありません。

 

・交換時期はあるのでしょうか?

仏壇の交換時期というものは特に無く、極端な汚れがあったり壊れていたりする場合に買い替えます。また、家族が亡くなった場合に買い替えることもあります。

有料のクリーニングサービスを利用する、仏具の一部を買い替えるなどの方法もありますが、ひどく汚れている・壊れているようでしたら買い替えを検討するとよいでしょう。

 

塗位牌

塗位牌

◆位牌の作成は必要?

 

・葬儀で使った位牌はつかえる?

 

葬儀で使用する白木の位牌は、あくまでも仮の位牌です。葬儀後、49日以内に改めて作成しなければなりません。作成には2週間ほどかかる場合もあり、早めに作成を依頼しましょう。

服部葬儀社では位牌も取り扱っておりますのでご相談ください。

 

・宗派によって異なります。

浄土真宗系に関しては、葬儀時の白木の位牌以外は使用しません。他の宗派とは異なり仏壇には法名が書かれた「掛け軸(法名軸)」または「過去帳」を使用します。掛け軸は、遺族側で購入して法名の記入を依頼しなければいけない寺院もあれば、葬儀の際に用意してくれる寺院もあります。

葬儀終了時に掛け軸が無い場合は、僧侶に相談するとよいでしょう。

 

 

・位牌購入時に注意する事とは

既にご先祖の位牌が仏壇に入っている場合は注意が必要です。
新しい位牌より先祖の位牌が優位なため、新しい位牌の寸法(大きさ)は先祖の位牌と同じ大きさまたは小さく作ります。購入時は既存の位牌の寸法を測っていくとよいでしょう。

 

◆無宗教の場合はどうする?

3D位牌

3D位牌

・無宗教で葬儀を行った場合は?

 

無宗教で葬儀を行った場合、仏壇や位牌を用意する・しないは自由ですが、
供養の「より所」が無く、どのような供養をしてよいか困るという声をお聞きすることもあります。

そのような場合は、インテリア風の位牌のみをリビングに飾る、パーソナル仏壇・家具調の仏壇を置くといった方法もあるので、服部葬儀社をはじめ、仏壇・仏具店に相談してみるとよいでしょう。

 

 

◆新しく仏壇を購入する場合の注意点

仏教式で葬儀を終えられて、自宅に仏壇が無い方も多くおられます。その場合は仏壇を購入することになります。その際の選ぶポイントをご紹介します。

 

■仏壇の大きさ

仏壇には上台のみのパーソナル仏壇や、上台と下台が分かれている仏壇など、様々な種類があります。

置く場所や用途に合わせて大きさを決めるとよいのですが、和室に仏間がある場合は、縦横の寸法を事前に調べたうえでお店に行くことをおすすめします。

 

 

  上置仏壇

下の台の無い仏壇です。
パーソナル仏壇としてコンパクトなタイプも多く、扉を閉めるとリビングに溶け込み仏壇には見えないタイプもあります。

高さも約50cm位からあり、置く場所を選びません。

 

 

  台付仏壇

上台と下台が分かれたタイプです。従来からの仏壇では種類として一番多いタイプでした。
床などにじかに置くタイプがこちらになります。唐木仏壇や家具調仏壇でも多く使われており高さも約120cm~用意されています。

 

 

  地袋仏壇

仏間に地袋(引き出しなどの収納スペース)がある仏間専用仏壇です。

仏壇の下に地袋付きの仏壇も多く近年ではとても少ないタイプです。高さは100cmくらいから用意されています。

 

 

■仏壇の種類

まず、購入する仏壇をどこに置くのかを考えましょう。
従来日本のほとんどの住宅では和室に「仏間」があり、仏壇を置く場所が決まっていました。現代は住宅事情も変わり、和室があっても仏間が無いという家も珍しくありません。

それでは、仏壇の種類はどのようなものがあるのでしょうか?

 

 

家具調仏壇(モダン仏壇)

モダン仏壇とも呼ばれリビングや洋風の部屋においても違和感がありません。
家具の上に置くコンパクトなパーソナル仏壇から、リビングの床に直接置く家具調仏壇まで選択肢も多く、近年では多くの購入者に支持されています。

価格帯は上台のみのパーソナル仏壇が3~25万円。床に直接置ける上台・下台の家具調仏壇は30万~60万程度です。

 

 

  唐木仏壇

和室の仏間に置くことをおすすめします。
仏間以外の場所に置いても違和感の少ない、木目を生かしたデザインの唐木仏壇もあります。

紫檀(したん)、黒檀(こくたん)の素材が多く選ばれます。
価格帯は国産で70万円以上とやや高額です。

 

 

  金仏壇

専用の仏間をおすすめします。
白木に黒の漆塗りがされた仏壇で、檜や杉で作られることが多く、内側には金箔や金粉をあしらった豪華なつくりです。真宗大谷派が推奨している仏壇として有名です。

価格帯は外国産で30万円くらいから手に入ることもありますが、国産では安くても400万円以上と一般庶民には手が出しにくい仏壇のため最近では人気が低くなっています。

 

 

◆まとめ

 

・葬儀を行った場合では、仏壇や位牌が必要な方は49日法要を迎える前に揃えましょう。

・葬儀に使用した白木の位牌は仮の位牌です。浄土真宗以外のほとんどの宗派はあらためて位牌の作成が必要です。

・仏壇購入時は「どのような仏壇をどこに置くか」をイメージできるとスムーズですが不明な場合は、服部葬儀社や仏壇仏具店への相談をおすすめします。

 

余市の【葬儀】・【仏壇】をお考えの方、事前のご相談や葬儀の相談・ご依頼は・・・
お電話または以下のリンクよりお願いします。

余市の服部葬儀社はこちら


余市の服部葬儀社の資料請求はこちら