こんにちは。服部葬儀社 相談員の中道 剛です。

みなさんはお葬式に参列する際は、どのような服装でお参りに伺いますか?

女性の喪服は和服・洋服の選択があり、男性は礼服やスーツの選択肢のほか、ネクタイも気にする必要があります。さらに親族のお葬式と、顔見知り程度の知人のお葬式では、服装に違いがあるのでしょうか?

また、親族や親しかった方には葬儀前に取り急ぎの弔問に伺う場合もあるかもしれません。その時の服装はどうしたらよいのでしょうか?

今回はお参りの場所とタイミング。そして故人との関係による服装の違いをお話します。

 

 

◆服装に家族葬と一般葬の違いはありません

 

「家族葬だから簡略化しても良いのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、家族葬と一般葬に服装の違いはありません。

「自由葬だから気軽」「家族や親族のみで限られているし」と考え、服装はあまり気にする必要が無いと思われる方も他の遺族がいる火葬場ではそういうわけにはいきません。他の遺族に不快感を与えない服装をしましょう。

 

 

◆葬儀前の弔問と通夜・葬儀の服装

 

葬儀前の弔問に伺う時と、通夜等の葬儀式に参列する時では、服装のマナーに違いがあります。

  葬儀前の弔問とは

【葬儀前の弔問】とは、亡くなった直後からお通夜までの間にご安置されている自宅(斎場)などに訪れてお参りをすることです。近親者や特に親しかった知人が亡くなり駆け付ける場合がありますが、悲しみ深く様々な対応に追われる遺族の負担になりかねませんので多人数で行くことは控えましょう。

 

  葬儀前の弔問で喪服はNG

葬儀前に弔問に行く場合、喪服は絶対に避けましょう。

喪服や礼服などを着ていくと、「事前に亡くなることを予想していた」ととらえられてしまいます。

弔問には着替える時間を惜しんで駆け付けるわけですから、華美でなければ会社帰りの方はスーツのまま。または普段着でも構いません。
男性の場合は黒ネクタイ、女性の方は真珠のネックレスなど、お葬式に行くようなスタイルも避けます。

反対に、派手なネクタイの場合は、落ち着いた色に変えるか、すぐに用意できない場合は外しても構いません。

女性では肌の露出が多い服装や明るすぎる色の服装は控えるようにしましょう。

 

 

 

◆服装や持ち物のマナー

 

お葬式という場には普段は意識しないマナーが存在します。

例えば、カバンや小物も殺生を連想される皮革製品は持たないようにしますし、冬に使用する皮のコートや毛皮、ファーはもちろんNGです。

 

厳密には革靴もNGとされており、本来であれば合成皮革などを選択すべきではありますが、特に男性用では革ではない靴の選択肢が少ないため、革靴で参列する方がほとんどです。

 

女性がカバンを持参する場合は、革製品でないバックを持つか礼装用の黒いバックを持ちましょう。

女性のアクセサリーも真珠以外は避けるようにします。男女関わらず派手さが目立つような時計も控えましょう。

 

 

 

◆喪服・礼服とは

 

そもそも喪服・礼服とよく耳にしますがいったい何をさすのでしょうか。男性と女性に分けてご紹介します。

 

 (男性)礼服と黒いスーツの違い

礼服とは何でしょう。「黒いスーツを持っているから礼服の代りになる」と考える方も多いのではないのでしょうか。

一言で違いを表現すると「黒の深みが違います」言い換えれば黒いスーツは “黒” でいわゆる「平服」の部類に入りますが、ブラックフォーマルの礼服は “真っ黒” で生地も光沢が出ない素材を使用しています。

 

一般参列者の場合は、ブラックフォーマルスーツをはじめ黒または黒っぽいスーツで、ネクタイが黒であれば略式として参列には問題ないでしょう。

 

貸衣装などもありますが、近年は低予算でも購入が可能です。フォーマルな場でも着ることができる礼服は社会人になった際には一着は持っておきたいものです。

 

 

 (女性)喪服の和装と洋装

女性用の喪服は洋装と和装に分かれます。
和装は着付けが必要になり、ロングヘアの方は美容院などで和装用のヘアスタイルに整えなければなりません。

和装に慣れていない方は想像以上に体に負担がかかるので注意が必要です。
以前は喪主が女性の場合は和装が基本でしたが年々洋装が増え続けています。

洋装では、ブラックフォーマルの「正喪服」、「準喪服」。ブラックフォーマルスーツやダーク系スーツなどの「略喪服」があります。

和装が必要なのに持っていないという場合は貸衣装をおすすめします。
和装の必要が無く洋装を選ばれる方は、急な訃報でも慌てないようにダークフォーマルを用意しておきましょう。

 

 

 

◆通夜・葬儀の服装

 

通夜・葬儀に参列する場合の服装は、故人の家族である遺族なのか、親族なのか、一般参列者かによって変わってきます。
余市町をはじめ札幌近郊など近年の北海道の傾向をお話します。

 

 故人の家族や親族の場合

故人と一緒に火葬場に行く家族や親族は、男性・女性ともに礼服を着用します。

男性では、黒ネクタイ、黒い靴下は基本です。

女性でも黒いストッキングは必須です。ネックレスをする場合は真珠にします。

 

親族といっても血縁が少し遠く、参列も通夜のみという方もいると思います。その際に礼服の用意ができない場合は、略式でも構いません。

 

成人している家族が喪服を持っていない場合は、購入するかレンタルを利用しましょう。

 

 知人などの一般参列者の場合

一般参列者として参列する場合は、男性ではブラックフォーマルスーツなどの略式のスーツに白いワイシャツに黒いネクタイで構いません。

通夜に限定されますが、会社帰りに駆け付けるという場合、ダーク系のスーツと黒のネクタイであれば問題ないでしょう。
最近は減りましたが、黒い腕章をつけることもありました。

 

翌日の葬儀は出棺もあり、さらに厳粛な雰囲気になります。午前中に行われる場合が多く、参列者は家での準備が可能ととらえられるので、ブラックフォーマルスーツや黒系のスーツで参列するようにしましょう。

女性は、準喪服やダークスーツ系の略喪服で参列します。近年はワンピース系の方が多いようです。

 

 

 

まとめ

 

・葬儀前の弔問にお葬式の服装で行くことは、亡くなることを予想して準備していたと思われるため厳禁です。

・お葬式に参列する際は、殺生を連想させる革製品や毛皮を身に着けたり持参したりしないように気をつけましょう。

・遺族・親族の喪服は基本ブラックフォーマルの礼服が基本です。特に故人の家族である遺族は正装が必要です。

・一般参列者はブラックフォーマルの略装で構いません。男性が会社帰りに通夜に参列するような場合は、ダーク系のスーツと黒のネクタイで問題ありません。

 

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